"あお"を愉しむ為の伝統技法
佐賀県嬉野市生活食器の生産で繁栄してきた 肥前吉田の地で三代にわたり 「日常に根ざした」うつわづくりを 続けてきた副久製陶所が、あお色を とことん追求し、「GOSU」と名付けた5種類のあおを表現した 小皿・小付き・箸置きです。
呉須(ごす)とは、古くから 染付に使う顔料の名前を指します。
あおをより美しく見せるため、 呉須を塗る際、「濃み(だみ)」という 手法を用いります。 専用の筆に呉須をたっぷりと 含ませ指先で滴り落ちる絵具を 調節しながら色の濃淡を表現する 長年の経験と熟練の技術を要する 伝統技法です。
副久製陶所は使う人が生活の中で魅力を感じてもらえるよう、日々、土と向き合いながら ご夫婦で伝統を守り続けています。