組子

kumiko

建具職人の作る組子

秋田県南秋田郡五城目町

秋田県産の杉は三大美林とされ緻密な年輪幅、独特な木香、柔軟な材質として全国に知られています。
伐採による天然の秋田杉の減少により数十年後、枯渇すると言われ希少種として珍重されています。
現在は資源保護の観点から伐採が禁止になる中、建具や欄間からでた端材を、有効利用できないかという想いから、組子のコースターが誕生します。

コースターには過去に伐採した天然秋田杉が使用され、中心近くの心材(赤身)・外側の辺材(白身)・グレーの部分には、神代杉と呼ばれる更に希少な木材が使い分けられています。

障子や欄間に見ることが出来る組子の技術を生かして、現代の生活スタイルに合わせたコースターは伝統の継承へと繋げています。杉の香りの心地よさと建具の技術を凝縮した逸品です。